2022年1月 コロナ禍でのフランス渡航まとめ

移住準備

お久しぶりです!管理人のSaeです。
2022年1月半ば、無事フランスに渡航し住み始めました。
現在の状況下で渡航するにあたって、下調べし様々な書類を準備したので、どなたかの参考になればと思い、記事にまとめます。
※個人の体験の記録ですので、入国を保証するものではありません。参考としてご覧ください。
※最新の情報は、厚生労働省・外務省・日本大使館・フランス内務省ホームページなどをご確認ください。

そもそも…今フランスに渡航することはできるの?

この状況でフランスに行くことはできる?

フランスに到着してから隔離措置があるの?

Sae
Sae

2022年2月現在、日本からのフランス渡航は可能です!

日本は「ウイルスの活発な流行なし、懸念すべき変異株なし」の緑にカテゴライズされており、

フランス入国にあたって特別な理由は必要ありません。
また、ワクチンの接種有無にかかわらず、フランス到着後の隔離措置はありません

渡航のための準備

とは言え、フランス渡航のためには様々な書類準備が必要です。
一つ一つの書類の取得方法についてまとめました。

準備する書類一覧
  • PCR検査または抗原検査の陰性証明書
  • 誓約書
  • EU Digital passenger
  • ワクチン接種証明書(あれば)

PCR検査または抗原検査の陰性証明書

フランス行きの飛行機に搭乗するためには、ワクチン接種済みの場合でも、搭乗48時間以内に受けたPCR検査または抗原検査の陰性証明書が必要です。

抗原検査には抗原定量検査と抗原定性検査の二種類があるようですが、
フランス内務省の説明には検査の詳細について特に記載されていません。
抗原検査で入国できるかどうか不安な方は、PCR検査を受けることをお勧めします。

フランスへの渡航なので、もちろん日本語の陰性証明は使えません。
そこで、英語で陰性証明書を発行してもらえる検査所を見つける必要がありますが…
「海外渡航用PCR検査」とネットで検索すると、なんと最低でも費用が20,000円ほどします!

実は、2021年夏の渡仏時、25,000円払って英語の陰性証明書を準備していたのですが、
フランスの入国審査では全くチェックされなかった思い出があります……。
そこで今回は出来るだけ費用を抑えたいと思い、主にTwitterで色々と調べてみました。

私が利用したのは、木下グループのPCR検査。全国に検査所があり、唾液によるPCR検査が2000円と少しで受けられます。

ただし、注意点は以下の2点です。

  1. 結果は翌日中にしか出ないので、2日前の検査が必要。
  2. PCR検査は唾液で行われる。
  3. 陰性証明書は一部のみ英語に翻訳されており、パスポート番号や医師のサインはなし。(検査結果通知書のサンプルはホームページから確認できます。)

上記の2・3点目については、出発時に日本の空港の受付カウンターでも確認され、「フランス到着後に空港で再度検査を要求される可能性があります。」などと忠告を受けました。(が、後に記載の通り、何もありませんでした…)

また、検査の受け方はすごくシンプルでした。

  1. ホームページから希望の検査所の予約を取る。
  2. 事前にフォームから自分の情報を入力しておく。(※ローマ字で指名を記載するのを忘れずに!)
  3. 予約日当日、検査所でキットを受け取り、自分で唾液を採取。
  4. 翌日中にマイページにアクセスし、結果の陰性証明書をダウンロードし印刷。

安価でPCR検査を受けられる場所がないか探している方。
注意点をご確認の上、使ってみてはいかがでしょうか?

誓約書(Engagement sur l’honneur / Sworn statement)

フランスに入国する際、もう一つ必要なのが、
渡航直前に熱・咳などの症状や陽性者との接触はありませんでした」と宣言する誓約書。
ランダムに行われる可能性のある空港での検査に同意します」という内容も書かれています。

ご自身の情報を記載し、渡航前に印刷しておきましょう。英語版は以下から確認できます。

European Digital Passenger Locator Form (dPLF)

もう一つ、フランス内務省・フランス日本大使館のホームページなどにも記載がないので、
現段階でこのデジタル版の手続きが絶対に必要かどうか分からないのですが、Twitterで見つけた情報を共有しておきます。

こちらのサイトによると、European Digital Passenger Locator Form (dPLF)とは、
これまで機内で入力が必要だったPassenger Locator Form(EU-PLF form)のデジタル版のようです。
渡航者の情報を把握し、後から連絡できるようにするためのものです。

デジタル版で事前に入力しておきたい方は、以下のサイトから。QRコードが発行されますので、印刷するかダウンロードしておきましょう。

※私の場合、デジタル版の入力を済ませておきましたが、そちらは確認されず、機内で紙のフォームに記載し、回収されました。

ワクチン接種証明書(あれば)

ワクチン接種が済んでいる場合、お住まいの市区町村に問い合わせ、海外渡航用のワクチン接種証明書を取得しておくと便利だと思います。
手続き方法は各市町村により異なりますが、私の住んでいた場所の場合、市のマークが入った日本語・英語併記の接種証明書をもらうことが出来ました。

この証明書は、フランス渡航後にワクチンパスポート(QRコード)を発行する際に必要となります。
これがあると、フランス到着後にレストランや映画館などを利用できます。

ワクチンパスポートについては、複雑で常に情報が更新されているので、日本大使館のホームページをご覧下さい。

無事にフランス入国できました!

上記の書類をすべて揃えていった結果……何の問題もなくフランス入国できました

飛行機の乗客も私が見た範囲では15人ほどしかおらず、4列席をすべて使えましたし、
着陸後の入国審査・荷物引き渡しまでとてもスムーズで、1時間もかからず空港の外に出られました。

入国審査では、なんと陰性証明書・誓約書共に全く確認されず、パスポートと搭乗券のみ渡して終わりでした。
海外からの日本到着時は何時間も空港内で待ったり、隔離が必要だったりと厳しい措置がなされているので、対応のギャップに驚くやら、気が抜けるやらでした。

次回からはフランス移住関連の手続きについて記事をまとめる予定です!

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