プロフィール

はじめまして。Bonne vivanteへようこそ。
このサイトでは、南フランスのドルドーニュ在住の管理人が、
フランス語学習・フランス生活・フランス社会・国際結婚についての様々な情報をお届けしています。

このページでは、フランス語をこれまでどうやって学んできたのか?どういう経緯を経てドルドーニュに住むことになったのか?など、私の半生を紹介しています。

基本情報

  • 【名前】Sae
  • 【年齢】30代
  • 【フランス語学習】学習歴約15年。仏検1級、DALF C1取得
  • 【これまでの海外滞在】
    トゥールーズ 交換留学 1年
    パリ ワーキングホリデー 1年
    ニュージーランドワーキングホリデー 1年
  • 【住んでいるところ】
    2022年より、南仏ドルドーニュに在住
  • 【性格】
    何でも事前に細かく計画を立てることが好きで、手帳が手放せない。
    新しいことにチャレンジする前に頭で考えすぎてなかなか行動できない。
    そんな私ですが、「何でもなるようになるさ~」精神の夫やその他フランス人の考えに助けられ、リスクがあっても、興味のあることに少しずつ挑戦できるようになってきました!
  • 【好き】
    飲むことと食べること(鴨肉・チーズ・ワイン・ラーメン・雑煮…)
    料理・新しいレシピを試すこと・知らない食べ物を食べること
    歌うこと(カラオケ・アカペラ)
    ラテン音楽・サルサ・バチャータ
    友達と過ごす時間
  • 【職歴】
    多言語翻訳コーディネーター、日仏翻訳・通訳、フランス人向け観光ガイド、イベント会場案内、コールセンター通訳オペレーター、観光業の受付業務、ホテルのフロントなど
  • 日本人としてフランス語を学んだ経験や、フランス滞在経験を生かして、現在はフリーランスとして超初心者~上級の日本人の生徒さんにフランス語を教えています

幼い頃のフランスとの出会い

初めてフランスと出会ったのは10代の時。両親と弟たちと共に、3か月間パリに滞在しました。
子どもながらに、初めて体験する海外がすごく印象に残りました。
住んでいた家の近くにあった石造りの屋内のマルシェ。
パリの公園で回転木馬に乗って遊んだこと。
道端で売っているチーズやヌテラたっぷりのクレープ。
パリの街並みや、南仏の豊かな自然…
1か月通った日本人学校でフランス語のあいさつを教わり、弟と遊びながら練習していました。
“Bonjour, ça va ?” “ça va bien, et toi ?”
フランス語の音の響きに、この時から惹かれていたのかもしれません。

受験勉強に勤しんだ中学・高校時代

中高一貫の女子校で、厳しい校則と受験競争に揉まれた青春時代。
同級生たちと常に成績が比べられる環境で「自分には一体何が出来るんだろう…」と悩む日々。
6年間の学生時代を共にした友人たちの存在はかけがえのないものですが、この時代には、正直戻りたくないなと思っています。笑
フランス人の先生による、超基本のフランス語会話レッスンを受講していました。
進路に悩んだ結果、「受験勉強でもう英語はほとほと嫌になった。フランス語を勉強して、フランスに再び行ってみたい!」という思いで、フランス語学部・フランス文学部のある大学を受験。
受かったらさっさと受験勉強を辞め、卒業式の翌日に髪を染めました(笑)

留学に向けて準備したフランス文学部時代

抑圧された中高時代の反動で、自由な環境で好きなことを学べる大学で伸び伸び過ごしました。
サークル活動や友人との付き合いをしつつも、交換留学生として選ばれるよう、フランス語・フランス文化・フランス文学の授業に真面目に出席していました。
今の私のフランス語の基礎はすべてこの時に培われたもの。
当時の教科書やノートも大事に取ってあります。

自信を砕かれたトゥールーズ交換留学

留学中は、何から何まで新鮮で刺激的な体験ばかり。
ただ、フランス語を使ってフランスで生活するのは予想以上に厳しいことが多く、他の国から来ている留学生と自分のレベルを比較し、自己嫌悪に…。
「語学だけじゃなく、世界の歴史や日本文化・国際情勢について全然知らない。上には上がいるし、このままじゃ私は何者にもなれない…」と、無知な自分にすごく落ち込んで帰国しました。

日本語学部がある大学への留学だったため、日本語を学んでいるフランス人学生との交流も盛ん。
当時できた友達は今でもかけがえのない存在です。
私が安心してフランス移住することを決められたのは、困ったときに支えになってくれる彼らのおかげだなと思っています。

マイペースで勉強できた大学院時代

留学を通して自分の無知さを実感し、まだまだ学びたい気持ちが沸いていた頃。
周りの同級生たちは企業に就職する中、「自分のペースで、腰を据えてゆっくり学ぼう!」と、大学院進学を決意。
社会言語学的な研究をしつつ、出来るだけフランス人の先生の授業に出席したり、アンスティチュ・フランセに通ったり、フランス映画や音楽に触れたり、ニュースを見たり…「日本にいながら、最大限フランス語を使う機会を増やす」ことを意識していました。
また、大学内でフランス語圏からの留学生・フランス語を勉強したい日本人学生を集め、フランス語会話サークルを開催していました。

プライベートでも変化が訪れた社会人時代

大学院博士課程に進むには、研究への熱意と意欲が足りないかもしれない。
大学にずっといるのではなく、社会に出て働いてみたい。」という気持ちで就職を決意。
多言語の翻訳プロジェクトを管理するコーディネーターとして勤務。
フランス語は使用しなくても、翻訳に関わりつつプロジェクトをマネジメントするという仕事の質は自分に合っていたようで、時には終電まで忙しく働いていました。

将来について色々悩んでいた時期で、「またフランスに行きたいな。」という気持ちがふつふつ沸いてきていました。

独学でのフランス語学習以外に、関東で開催される日仏交流イベントに積極的に参加。
とにかく話す機会を増やし、フランス語圏から東京に来ている人達とたくさん交流しました。ワーキングホリデーという制度を知ったのもこの時期でした。

そんな折、たまたま東京に働きに来ていた現在のパートナーと出会いました。
彼のビザの期限が切れフランスに帰国することになった際、まだ短いお付き合いではあるものの、この関係を手放したくないなという思いがありました。

2018年 パリへのワーキングホリデー

ワーキングホリデーは「18歳~30歳の若者が海外に1年間滞在できる。労働時間の制限もなし。ただしビザの延長は不可。一つの国への申請は一度しかできない。」という制度です。
大学が住む場所や語学学校を斡旋してくれた交換留学とは違い、アパートの契約・仕事探しなど、生活にまつわる手続きをすべて自分で行わないといけません。

「長期滞在ビザの取得が容易ではないフランスに、1年も滞在できるワーホリの機会を逃すのはもったいない。パリで自力で生活してみて、自分が今後本当にフランスに住みたいかどうか考えよう。」と、30歳手前にして、ワーキングホリデーに旅立つことを決意しました。

私のパートナーは南仏出身ですが、この時、タイミングよくパリで仕事していました。滞在の後半は彼にも助けてもらいながら、1年間パリに住みました。

日本企業で働いたり、イベントで日本語・フランス語を使って受付案内業務をしたり、翻訳のお仕事をしたり…。様々な仕事を体験し、新たな出会いも多くありました。

遠距離恋愛① ワーホリ資金集め

ワーホリビザの期限は1年しかないので、パリ滞在も終わりに近づいてきたころ、今後の二人の関係についてどうするか、彼と話し合いました。
二人とも「まだ一緒に住んだことはないので、すぐ結婚するのは早いかも」という思いがあり、既にお互いの国にお互いがワーキングホリデーを使って滞在していたので、日本またはフランスで同棲することはできないという状況でした。

そんな中、彼が「日本でもフランスでもない第三国に一緒に行くのはどう?」と。
思ってもみない提案でしたが、今後、国際結婚の困難を共に乗り越えるパートナーとして、一緒に海外生活できたら絆が深まるかもしれない、と思い始めました。

2020年に出発するという目標を決め、日本とフランスで国際遠距離恋愛しつつ、ワーキングホリデーの資金集めのためにそれぞれ仕事をしていました。二人の関係を強化するためだけではなく、自分のスキルも何か身につけたいと思い、英語圏のニュージーランドへワーホリで旅立つことを決めました。

2020年 彼とニュージーランドへのワーキングホリデー

ほぼ1年の遠距離の末、2020年、ついに二人でニュージーランドへ!
コロナが本格的に猛威を振るう直前にぎりぎりで入国できたものの、到着後すぐに2か月のロックダウン。仕事が見つからないまま、アパートを借りて同棲生活を始めました。

現地の寿司チェーン店でアルバイトしたり、車を借りて2か月半ロードトリップの車中生活をしたり、
ワイナリーやファームの仕事をお手伝いしたり、ホステルで夜間受付として働いたり…。

それまでフランス語ばかり勉強していたせいで、当初は全然英会話ができませんでしたが、
ニュージーランド滞在中の様々な経験のおかげで、なんとかコミュニケーションできるレベルになりました!それに、どんな状況でも暮らせるくらい、かなりたくましくなったんじゃないかと思います。笑
英会話にある程度自信を持てたことで、その後のフランスでの仕事探しにもかなり役立ちました。

遠距離② コロナ禍での結婚準備

ニュージーランドでパートナーと婚約し、今後はフランスで二人で暮らすことを決意。
とはいえ、コロナ禍での結婚・移住準備と、彼の新しい仕事準備のため、またもや1年弱の国際遠距離をすることに…。

心はすでにフランスに行きたいので、日本で一時的な仕事をするにもなかなか見つからない。
そんな折、友人の勧めから、日本人の生徒さんへフランス語を教え始めました。
日本人としてフランス語を学んだ私だからこそできる教え方もある」と気づき、色々なレベルの生徒さんと接する中で、教える仕事の面白さを実感しました。

日本とフランスでそれぞれの書類準備。渡仏してフランスの市役所での結婚宣誓式。日本側への結婚報告手続き。在日フランス大使館でのビザ申請。彼の来日予定が日本政府の決定により中止に。
…など様々な過程を経て、2022年からドルドーニュに移住しました。

2022年 南仏ドルドーニュへの移住

彼の仕事の都合から、移住先はフランスの真ん中より少し南、ドルドーニュに決まりました。
これまで知らなかった地域ですが、先史時代や中世の建築物がたくさん残っている、歴史を感じる石造りの小さな村々がとても魅力的で素敵な場所です。

もともと、東京や都会とは違う場所での生活に興味があったので、フランスの小さな田舎から、生活情報・日々の気づきなど、リアルな体験談を発信しています。InstagramやPodcastもぜひチェックしてみてくださいね。

終わりに

長くなりましたが、最後まで目を通してくださりありがとうございます。
あなたの経験・経歴と近いものはありましたか?今後、留学・ワーホリ・海外移住をすることに興味がありますか?

当サイトや私の書く記事の情報が、少しでもお役に立てれば幸いです。
ご意見・ご感想などありましたら、お気軽にご連絡くださいね。

タイトルとURLをコピーしました