はじめに:私たちカップルの状況
私たちは、日本人女性とフランス人男性のカップルです。
2020年後半に婚約し、結婚後は二人でフランスに住むことを決めました。
2021年、日本・フランスにそれぞれ住んでいるという国際遠距離かつ、コロナ禍の状況で結婚手続きを進め、8月にフランス方式で結婚。
その後、私が単身で日本に帰国し、秋に配偶者ビザ申請⇒取得。
2021年年末に一時的に彼が来日し、2022年1月に二人でフランス移住予定です。
※コロナ禍で、外国人は日本に入国できない(=日本先行の結婚手続きはできない)ため、フランス先行での結婚手続きを進めることになりました。
※2021年秋現在、短期滞在ビザを申請すれば、配偶者は日本へ入国できるようです。
ここに記す情報はあくまで私たち個人の体験ですので、参考としてお読みください。
情報は常に変化しますので、詳しい手続きの方法などは在仏日本大使館・在日フランス大使館・外務省のホームページなどでご確認ください。
全体のスケジュール
フランス国際結婚・配偶者ビザ申請手続き一覧まとめ
※表内の文字数が多いので、モバイルよりは画面の大きいパソコンなどから見ていただくことをお勧めします!
ステップ | やること | 必要書類 | 担当者 | 問い合わせ先 | 費用 | 確認事項・注意点 |
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1 3月末~4月 | 必要手続き・書類の確認 | 彼 | 結婚予定の市役所 | ・結婚の何か月前に準備を進めるのか? ・どの時点で渡仏しなければならないか? ・結婚前の面接はあるのか? ・戸籍謄本の法廷翻訳が必要か?または大使館の用意する出生証明書extraitでいいのか? ・結婚契約書を作成するか? ・手続き書類リスト(Le guide des futures époux)をもらう | ||
1 4月末 | 手続き書類リストをフランス⇒日本に郵送 | 彼 | 郵便局 | 約10ユーロ | ・手続き書類リストで日本人がサインしなければならないページの分を日本へ郵送 ・3週間かかりました… | |
1 | 公証人を見つける | 彼 | ・費用と必要期間の見積もり ・必要書類は何か?(翻訳済み戸籍謄本と住居証明) ・どの時点で二人で面談しなくてはならないか? | |||
2 | 日本人用の書類準備 | ・戸籍謄本全部事項証明書×2 ・除籍謄本×2 | 私 | 本籍のある市役所 以前本籍地のあった市役所 | 900円 1500円 ×枚数 | ・婚姻可能年齢から現在までの記録を証明できる書類が必要 |
2 | 戸籍謄本・除籍謄本にアポスティーユ付与 | ・申請書 ・身分証明書 ・レターパック | 私 | 外務省 | 無料 | |
2 | 法廷翻訳家を見つける | 私 | ・費用と必要期間の見積もり問い合わせ | |||
3 5月頭 | 書類を彼へ送付 | ・サイン済み市役所リスト ・住居証明 ・公共料金の請求書 ・パスポートのコピー ・大使館のための委任状 | 私 | EMS 2250円 | ||
3 | 書類を在仏日本大使館へ送付 | ・申請書 ・パスポート ・市役所リスト ・委任状 | 私 | EMS 2250円 | ||
3 | 翻訳対象書類を法廷翻訳家へ送付 | ・戸籍謄本(アポスティーユ付き) ・除籍謄本(アポスティーユ付き) ・住民票 | 私 | EMS 2250円 | ||
4 | 小切手と返信用封筒を法廷翻訳家へ送付 | 彼 | 約110ユーロ | ・翻訳後の書類の重さも想定して返信用封筒に切手を貼る | ||
5 | 日本人の必要書類を取りに行く | ・委任状 | 彼 | 在仏日本大使館 | 10ユーロ | ・私たちの場合は独身証明書・慣習証明書を受領 ・費用は現金で払う |
5 | 法廷翻訳後の書類受領 | ・法廷翻訳家から彼に書類を送付してもらう | 彼 | |||
6 6月 | 書類提出 結婚予定日の決定 | ・身分証明書 ・住居証明 ・証人についての書類 ・3か月以内に発行されたフランス人の出生証明 ・6か月以内に発行された日本人の戸籍謄本・除籍謄本(アポスティーユと法廷翻訳付き) ・独身証明書 ・慣習証明書 ・市役所交付のリスト | 彼 | 結婚予定の市役所 | ・その場ですぐ結婚予定日を決めるよう求められました。 | |
7 | 結婚予定の公示 | 結婚予定の市役所 | ・結婚する二人の情報が市役所前に10日間公示される | |||
8 8月頭 | 結婚契約書の発行 | 公証人オフィス | 280ユーロ | |||
9 8月頭 | 市役所での結婚式 | 二人 | 結婚予定の市役所 | ・本人に加え証人2人の出席が必須 | ||
10 | 婚姻証明書の発行 | 二人 | 結婚した市役所 | ・少なくとも2枚はもらっておくと良い | ||
11 8月半ば | 日本側への結婚報告手続き | ・婚姻届 ・戸籍謄本 ・婚姻証明書 ・婚姻証明書の訳文 ・フランス人の身分証明書 ・フランス人の身分証明書の訳文 ・日本人のパスポートのコピー | 私 | 在仏日本大使館または日本の本籍がる市役所 | ・結婚後3か月以内に手続き必要 ・1か月弱で日本の戸籍に反映 | |
12 10月半ば | 配偶者ビザ申請 | ・2か月以内に発行された婚姻証明書の原本 ・家族手帳のコピー ・フランス人の身分証明書のコピー ・日本人のパスポートとそのコピー ・事前にWeb入力した申請書 ・証明写真 ・返信用封筒レターパック | 私 | 在日フランス大使館 | 無料 | ・フランス入国日の3か月前から申請可能 |
13 | 在仏日本大使館で彼の短期滞在ビザ申請 | ・申請書 ・証明写真 ・パスポート ・銀行残高証明書 ・収入証明書 ・日本人が作成した招へい理由書 ・日本人の住民票 ・日本人が作成した滞在計画書 ・結婚の事実が書かれている戸籍謄本 | 彼 | 在仏日本大使館 | 無料 | ・コロナ禍での配偶者の来日のため |
上記のような表をExcelで作成し、Google driveで彼と共有して進めていきました。
もはや仕事ですね…(笑)
メッセージでのやりとりはどんどん上に情報が流れて行ってしまうので、何らかの方法で効率的に情報共有を行うことをオススメします!
これに加えて、コロナ禍のため、いつ私がフランスに入国できるのか?入国する場合はどんな手続きが必要か?などについても常に最新の情報を追う必要がありました。
たしかに情報収集⇒書類集め⇒提出までの流れを遠距離で行うのは大変でしたが、
一緒にフランスに住むという目標のため、こうした煩雑な手続きを協力して行うのは、
カップルの信頼関係強化に繋がるのではないかなと感じました。
(もちろん、スムーズに進まなくてお互いイライラすることもありましたよ!人間ですからね。笑)
各種手続きの方法はこちら(随時更新)
それぞれの手続きの具体的な方法は、随時別の記事にアップしてこちらにリンクを貼る予定です。
便利なサイト
以下のサイトを逐一チェックして、最新情報を収集していました。
おわりに
私たちの体験談がどなたかの参考になれば嬉しいです!
国際結婚手続きは容易ではありませんが、不可能でもないです。
皆さんの手続きがうまく行きますように!